[:ja]Whyから始めよ、読了。
ビジョナリーカンパニーに近いんですかね。要約すると、なぜ社会を動かすリーダーは人をインスパイアして、人が自ら動こうと思うのか。それは”なぜそれをやるのか”から言動や行動がスタートしているからという話です。自分のこれまでの行動を振り返って、反省しながら読みました。
よく東洋と西洋のスポーツ指導の話で、型文化というものが引き合いに出されますが、これはシンプルに言うと、頭を下げていればいずれ感謝の気持ちがわくという話と、感謝をしなさいそうすれば自然と頭がさがるでしょうという違いと言えると思います。行動すればいつか理解できると、理解しなさいそうすれば行動するでしょうの違いとも言えます。
まずなぜやるのかを考え、そして行動するというのは西洋的なのかもしれませんが(時期的なものもあるかもしれませんが、かなりジョブズを引き合いにだしています)、型文化は意味を求めずひたすらにやる方向に行きがちなので、そもそも何のために自分や組織は存在するのかを都度考えることは大事だなあと思いました。
参考になったのはwhyを突き詰める人は、ビジョナリーではあるが実務家ではない可能性があるという話です。その場合はHowをやれる人、つまりどうやればそれが実現できるのかを考える人をちゃんとパートナーに選びなさいという話が書いてありました。やはり一人では物事を成し遂げられないですね。
北風と太陽の話で、太陽に共感する人は、楽しめると思います。[:]