Project

Brillia Running Stadium

2015年頃、会社に連絡がありました。新豊洲というところを盛り上げたいので手伝ってもらえませんか。そんな話からプロジェクトが始まりました。

翌日現地に行ってみると、本当に何もないただの原っぱでした。ここで何ができるんだろうと不安に思いながら、豊洲の未来を考える豊洲会議が始まりました。スローレーベルの栗栖さん、Xiborgの遠藤謙さんなどがメンバーに名を連ね、いろんな話をしていきました。

当時はまだパラリンピックは厚生労働省管轄、オリンピックが文部科学省管轄で、それほど交流もありませんでした。未来の風景を先に作るのだと考えると、障害の有無、老若男女、国籍も関係なくみんなが分け隔てなくスポーツやアートを楽しめる施設があるといいのではないか。そんな話になりました。

でも、実際に作ろうとすると、当然大きなお金がかかります。そんなお金はありませんでしたから、色々案を出した結果、結局難しいという結論になりかかったとき、なんと東京建物さんがスポンサーをしてくれるかも、という話になりました。とんとん拍子に話は進み、東京建物のブランドであるBrilliaと名前がついた、Brillia Running Stadiumが誕生しました。

競技用義足の工房(Labo)があり、障害がある人たちもパフォーマンスをすることができ、誰もが直線を走ることができる。そんなスタジアムができあがりました。

2024年、今は有明にお引っ越しして、弊社は運営からは離れたものの引き続き運営されています。今日も元気に子供達、義足の選手、いろんな人たちがスタジアムで走っています。

Project Information

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